まだとけない魔法

まだとけない魔法

日記。2021年〜

01.16

「夢を届けるはずのアイドル事務所が現実を見せてくるな」という声を多数見かけたけれど、わたしはもうそんな風には思えない。もちろん、アイドルが提供してくれるパフォーマンス(+もしかしたらアイドルの存在そのものも)は現実を忘れるくらい綺麗で楽しくて、ふわふわ幸せな気持ちになるけれど、だからといってそのアイドル達だってわたしたちと地続きの現実を生きている人間であり、わたしは彼らの労働環境を完全無視して話すことに躊躇いがある。都合よく消費するだけしておいて、そんなこと知りたくない!と言えてしまうの怖い。そういう人がいるのもわかるけど、わたしはもうそうは思えなくなっているし、このアイドル産業の構造についてはいつまでも考えていきたいと思っているから。それに、運営の都合なんか知らんわ!と思うことはあっても、アイドルの働く場所のことは気になるし。…ジャニーズ事務所がわざわざそれを公表した理由は分からないけどさ。

 

01.09

これまでわたしはハイハイに対して「売れてほしい」とずっと思っていて、時にはそれを口にしたりもしてきたのだけど、最近「売れる」って何だろう?と考え直すようになった。アイドルファン以外にも認知され、受け入れられること? ジャニーズにはSMAPや嵐のような国民的アイドルが存在する(した)ので、後輩たちがそれを夢見て目指そうとするのは分かるし、何ならそうなるのも自然のような気もするんだけど、でもそれ以外の、「国民的」とは言えないかもしれないけれど、彼らのことが好きでライブに足を運ぶファンがいて、アイドルとファンで幸せな空間を作っているって、それだけじゃだめなんだろうか…。あ、これは、「大衆にも好かれるアイドルになってほしい」と思うファンや「全員から好かれたい」と思うアイドルのことを否定したいのではなくて、あくまでもわたしの気持ちを整理するためにしている話。

わたし個人の思いとしては、別に「売れて」ほしいと思っているわけじゃないのかもしれないなあと。「売れる」という言い方に違和感を抱き始めたことも関係している。もちろん、今より大きな会場でパフォーマンスをするハイハイを見たいという気持ちは今もあって、だから、なんというか、「売れてほしい」というより「たくさん愛されてほしい」の方がしっくりくるかなって。わたしはハイハイがたくさん愛されてほしいし、大事にされてほしいし、きれいな言葉だけ聞いてほしい。そして、時間をかけて、その輪を少しずつ大きくしていけたら良い(別に大きくならなかったらそれはそれでも良いんだけど、ハイハイ自身が「大きくしたい」と思うのなら、今は「大きくならなくても良いんだよ」と言う時ではないよねと思うからそこまでは言わない)。これがわたしの思う「たくさん愛されてほしい」。ただ商品として消費されるのではなくて、人として大事にされているという実感が持てるのが理想なんだ…。言葉の選び方ひとつの問題で、「愛されてほしい」は「売れてほしい」をオブラートに包んだ言い方をしているだけに聞こえるかもしれないけれど。あるいはファン(オタク)をなんだかとてもきれいなもののように美化しているだけのように思えるかもしれないけれど。世の中には、アイドルを馬鹿にして冷笑したり、そこまではっきりと示さなくてもどこかで見下していたりする人たちがいて、アイドルがそういう人たちに合わせて降りていって、消費される必要なんてないと強く思うから。優しい世界にいてほしいから。

言いたいこと、うまく言えてるかな。あまり言えていない気がするな。頭の中で思っていることを言葉にするのって本当に難しい。

 

 

01.01

あけましておめでとうございます。

新年を迎えたタイミングで日記の引越しをしました。2年半使った以前のブログ(日記)とはお別れし、今日からはここを使うことにします。

ブログタイトルは、今回もBBHFの歌詞から頂戴しています。相変わらず、ずっと好きなバンド。

 

まあ場所は変われど、中身は今までと変わらず、ゆるゆる続けられたら…と。

本年もよろしくお願いいたします。